「メカコレ第3空母の模型の最上甲板後部の張り出した部分に違和感があって、ムック本を見た」
「それで?」
「22話にはあまり上からの絵が無いが、21話の艦隊集結シーンにはかなり三段空母の上からの絵があってよく見える絵が載っていた」
「どうだった?」
「そんな張り出しは無かった。艦後部まで飛行甲板が延長されていた」
「じゃあ、あの模型は間違い?」
「カットごとに変化している可能性もあるので何を持って間違いか分からないが、少なくとも飛行甲板は作り直した方がいいような……と思ったら作り直している作例があった」
「かなりの追加工作じゃないか。この小さな模型に」
「自分で作ると、他人の作例も、何に苦労して(あるいは苦労しないで)、どう工作しているのか良く分かる」
「君は苦労しない派だね」
「ぎゃふん」
オマケ §
Subject: 1/1000ヤマト建艦記録その27・右舷側の黒が入れ終わり
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120902230636
名前: トモネコ
本文:
なぜ「うげん」「さげん」では無いのか?
工場現場ではクレーン操作で物の上げ下げの掛け声を上げを「巻き」、下げを「雨・あめ」と声を出す場合があります。
騒音が大きい現場では聞き違いを防ぐためです。
軍隊も聞き違いが命取りになるため聞き違いの無い言葉を使用するのだと思います。
(掛け声の発音もわざと特徴的にしていると思います)
NHKドラマの坂の上の雲の日本海海戦の描写は良く考証されていたのでは?
(あまり偉そうな事は言えませんが・・)
機関出力の増減を「黒」と「赤」に言い換える事も命令を早く伝えるためと聞き違いを防ぐ意味があったのでは?
「一種のフォネティックコードだね。騒音などなくても聞き取りにくいケースはあって、電報は朝日のあ、イロハのい……で伝えるものだし、ミリタリー映画によく出てくるアルファ、ブラボー、チャーリー、デルタも誤認を防ぐアルファベットの言い方。発音だけでなく表記でも同じで、ゼロとオーが紛らわしいときはゼロに射線を入れる表記もあるし」
「船でも聞き間違いを防ぐ工夫は多いってことだね」
「一蓮托生で、多くの人命を預かるわけだからね」
「単座の戦闘機でも?」
「そうそう。あの偽装陣地に支援爆撃頼むと言われてヤーボが飛んでいって別の建物に爆弾落としたらやばいことになる。単座だろうと連絡は確実にしないと」
「ヤマトでも同じってこと?」
「そうだな」
「シド、チャフを蒔け!」
「そのコマンドは入力されていません」
「なんてことになって落とされたら洒落にならないからな」
そのオマケは入力されていません §
「ヤマト2199で最も繰り返される台詞は『そのコマンドは入力されていません』かもしれない」
「コンピュータのエラーメッセージにしては不自然じゃない?」
「さあな、どこかの素人じみた人たちが作ってデザイナーには大人気の何かはそう答えているのかも知れないが、そこまでは知らないので何とも言えない」
オマケ2199 §
0908より
飽きてきた(笑)
「何を言っているのは明確ではないが、何となく気持が分かる。ある意味で、自分も確かに『飽きてきた』のは事実」
「では君は何に飽きてきたのかい?」
「自分はブームになったヤマトにはついていけないヤマト冷や飯世代だからな。クラスメートの99%が『ヤマト何それ』という時代にヤマトに興奮する世代だからな」
「ブームには乗れないわけだね」
「でもヤマト饑餓世代だから、出てくるヤマトは残せない。ヤマト2199の上映には行って限定BDを買ってしまう。悲しい世代だ」
オマケ復活篇 §
0908より
復活篇もそろそろ
「よーそろ」
「『そろ』ってヨーソロのソロかよ」
「たぶん違うと思うけど、ソロシップでもソロン号でもないと思う」
「真面目な話、復活篇続きが本当にあるならどうなると思う?」
「死んだと思われていたヤマトがまた復活するのだ。たぶん名前は再復活篇」
「えー」
「でも最初からヤマトは復活した大和なので、再々復活篇かな」
「えー」
「というわけで、人類は滅んでしまうが、アマールの基地だけで細々と生き延びている。しかし、そこでまた滅んだ地球でもう1回滅びが訪れる。古代はそれを止めようとするが失敗する。そして、愛する妻と娘が待つアマールに向かって北米から南米を経由して南にヨタヨタと歩いて行く」
「いや、それは復活篇じゃなくて復活の日だから」
「しかし、今になって良く分かる。復活の日のポイントは、いわゆる『寝取らせ』なのだ」
「なんだよそれ」
「女がたったこれだけしか生き残っていないから、男達で共有するという無茶苦茶な理屈がまかり通って、複数の男性の相手をすることが状況により強制される。しかしながら、これを主人公の男は否定できない。他人の子供かも知れない好きな女の子供を主人公は『みんなの子供』として肯定してしまう。そこにあるのは、強制された複数相手の快楽行為とその裏返しの、他に男に抱かれる愛する女性を肯定する屈折した心理で、実はとても深い男女ドラマと言えるのだ。その結果、あの映画では主人公はある意味で気が狂って死体と会話しちゃうけどな」
「ひ~」
「男女のドラマとしてはある意味で凡庸な日本沈没よりも、こっちが印象に残るわけだ」
「さよならジュピターは凡庸じゃないの?」
「あれはあれでぶち切れた男女関係だからな。ぶち切れた迷惑な宗教女を愛しちゃうとあとが大変。オネアミスの翼と同じだね。ただし、さよならジュピターはイルカに乗った中年の方が印象が強いかもしれない」
「ひ~」
「あと、日本沈没は田所博士の方が印象に残るね」
「それで、こんな小松左京話を延々と続けてどうしたんだよ」
「ああ、だからさ。復活の日的な男女関係は有り得たかも知れない明日のヤマトなんだよ」
「えっ?」
「よく考えてごらん。薮の反乱は男が大勢で女が森雪だけ。もしスターシャを強引に我が物に出来たとしても、女性は僅か2人。これで健全な男女関係が成立すると思うかい?」
「ひ~」
「だから、復活の日は有り得たヤマトの物語の隠喩として見ることもできる」
「女だけでなく、男もおかしくなるわけだね」
オマケIII §
「アナライザーは、やりたいことを押さえていたら僕は壊れてしまうと言った」
「うん」
「でもさ。それを押さえるのが人間だとたしか加藤は言った」
「そうだね」
「でもさ。何かのはずみで押さえが取れたらどうなる?」
「えー」
「ヤマト艦内でも、紅一点を性欲処理の道具として共有管理する世界が有り得たのではないか」
「ひ~」
「でも絶対的に人数が足りない」
「どうするんだよ」
「道具を増やせばいいんだよ」
「女は森雪だけだろ?」
「女役の男がいればいいんだよ」
「ひ~。ホモは勘弁!」
オマケIII土門編 §
「土門、おまえは生活班だ」
「なぜですか。僕は主砲が撃ちたいんです」
「心配するな。生身の主砲を好きなだけ撃たせてやる。ついでに、名前も土門から肛門に変えろ」
「なぜ名前を……」
「肛門で盛りの付いた乗組員の性欲を受け止めるからだ」
「まさか! それが生活班の仕事!」
「おまえほど可愛ければ、きっと女装も化粧も似合うぞ。愛する男のために弁当でも作れば人気沸騰間違い無し」
「そ、そんな……」
「大好きな坂巻キャップの主砲塔にも弁当を届けてやれ。ついでに主砲を撃たせてくれるかも知れないぞ」
「わーい、坂巻キャップだ。ってその主砲はヤマトの主砲じゃなくて坂巻キャップの生身の主砲でしょうが!」
「土門、この逆境をはねのけて這い上がってこい。俺もそうやって艦長に上り詰めたんだぞ」
「えー。古代艦長がそんな男だったなんてショック……」
転属を願い出た土門は他のフネで着任早々挨拶した。
「土門ケイでーす。みんなよろしくね!」